「…お前の、そういうのが、嫌いだ」
「えぇ?…なぁに」
「とことん底意地が悪い。ねちっこい」
「何をいいますか。兵助くんだって人を苛めて喜ぶくせに。
昨日はひどかった、あれは超ひどい、もーやだ」
「…うるさいな。善がってたくせに」
「ほらそういうとこ!兵助くんって意地悪だよねぇ」
「お前ほどじゃない」
「そんなことないよお。兵助くんさ、Sだもん」
「だからお前ほどじゃないっつーの!」
「いたあ!蹴らないでよ!狭いんだか、ら!」
「蹴り返すな!」
「生憎そんなにMじゃないんで!」
「多少はMなのかよ!てか押すな!落ちるだろ!」
「これ俺のベットだもん!兵助くん床で寝ればいいじゃん!」
「キレんなよ!」
「キレてないですよ!」
「なんだよ!自分だってさっき俺にあんなこと…!」
「兵助くんだって!俺、腰すっごい痛かったんだからね!?」
「にしては元気だったじゃねーか!」
「兵助くんがそそるんだもん!」
「そういうこと真顔で言うな!」
「本気だもん!兵助くん色っぽい顔してるから誘ってんのかと、」
「誰が!もう、黙らせるぞ!」
「なっ、あ!もう眠いって、ぁ、っ…!!」
~暗転~
***
そして三回戦突入。
馬鹿ップルの馬鹿な会話この上ない。
どっちもSだと思うんです。
タイトル「ピロートークはある意味2回戦」(MEMOさま)
PR